July 30, 2020

ほがらか人生相談

「鴻上尚史のほがらか人生相談」が好きで,時々読んでいます.難しい人生相談に,優しく,温かく,ほがらかに答えながらも,ちゃんと急所をついていて,毎回唸らされます.こんなふうに人に接することができるようになりたいものです.

鴻上尚史さんとは小中高と出身校が同じで,大先輩にあたります.鴻上尚史さんのお父様は,私が通っていた小学校の先生でした.厳しく怖い先生,というイメージしか残っていないのですが,厳しいながらも温かいお父さんだったのだろうと想像しています.

最近の記事に,お父様が昨年亡くなられたと書いてありました.ご冥福をお祈りします.

イチジク

研究所の同僚が分けてくれたイチジクの木の苗を,何年か前にガレージの脇に植えました.ぼーっとしている私は水をやるのをよく忘れ,可哀想な苗木達は何度も瀕死状態に陥りましたが,何とか復活してくれ,昨年あたりから実をたくさん付けるようになりました.もっと大きくなって食べ切れないくらい実をつけるようになったら,ジャムでも作ってみようかな.

実がたくさんなっています.

本日の収穫

半分に切ったところ.甘くて美味しい!

July 25, 2020

おーちゃんと出会った日

ふと懐かしくなって,おーちゃんに初めて会った日の写真を探しました.

お友達の家のガレージで,おーちゃんの隣に座って満面の笑みのきいちゃん.
きいちゃんも,おーちゃんも小さくてかわいい!

地面に寝そべるおーちゃんと,おーちゃんとくーちゃんのママ.
ママは別れが近い事を知っているのか,愛おしそうにおーちゃんのことを舐めていました.この日,くーちゃんは隠れて出て来ませんでした.

初めておーちゃんが家に来た日の夜.いつまでも一緒だよ.

July 19, 2020

5年3ヶ月

私達が8年半前にこの町に越してきたのは,良い仕事のオファーがあったこともありますが,義姉家族が住んでいることが大きな理由でした.私もくまさんんも,長い間家族から離れて暮らしていたので,やっと家族の近くに住めると喜んでいました.後悔しても仕方がないけれど,今考えると,悔やまれます.

義姉家族は,明らかに私達のことを嫌っていました.私達の生活スタイルから,子供の育て方,買い物をするお店まで,全てが気に入らなかったようです.それなのに,なぜ私達を毎週末彼らの家に招待し続けたのか,よくわかりません.5年3ヶ月前の春のある日,彼らは,私達だけではなく,まだ幼かったきいちゃんにまで悪意の矛先を向けました.暗い家路を急ぎながら,もう2度と義姉の家には行きたくないと私が言うと,くまさんも同じことを考えていたと言いました.その夜は,2人とも一睡もできませんでした.それまで,何となく彼らから嫌われていると感じながらも,家族が憎み合うはずがない,と心のどこかで否定していたような気がします.

義姉と話し合おうとする私達に対し,義両親は非難の言葉を浴びせました.事情を話せば分かってくれるはず,と頑張りましたが,彼らの答えは最初から決まっていました.くまさんの妹と弟も同じでした.誰も私達の話を聞いてくれませんでした.聞いている振りをしても,最後に辿り着くのは,義姉と義両親の望む結果でしかありませんでした.私達が見たこと,聞いたこと,感じたことを,ことごとく否定されました.義父は,くまさんに「お前の言うことなんか誰も信じない」とさえ言いました.なぜ,ここまで私達の尊厳を踏みにじられなければならないのか.何度彼らに聞いても,返ってくるのは誤魔化しの言葉ばかりでした.彼らが求めているのは,信頼し合える家族ではない.疲れ果てて,1年半前に戦うことを止めました.

誰も真実を語ろうとはしないので,憶測することしかできませんが,問題の本質はとても複雑です.普通の感覚を持つ人には理解できないかもしれません.実際,私達も理解できなくて,何年も苦しみました.そして,家族だから戻るべき,という無責任な他人の言葉に,二重に傷つきました.家族である前に人間であり,家族だから何でも許されるべきではない.

昨日,義両親からきいちゃん宛に手紙が届きました.3ページにわたって義家族達の近況が綴られ,写真がたくさん貼ってありました.きいちゃんは最初の数行を読んで,それ以上読むことを拒否し,泣きました.きいちゃんは,私たちが彼らの言動でどれだけ傷つき苦しんだかを知っています.それは,きいちゃんの苦しみでもありました.何もなかった振りをして「We miss you」って言われても,どうしていいか分からないよね.きいちゃんは,まだ11歳ですが,色々なことをよく理解しています.きいちゃんは,5年前の出来事も覚えています.

彼らは自分達がしたことを後悔しているのかもしれない.でも,残念ながら,彼らの言動から誠意を感じることはできません.彼らは,私達を悪者にすることで,面目を保とうとしているのかもしれません.もう彼らと話し合いをする気力は残っていないし,そうすることに意味を見出せないでいます.今後彼らに会う機会があるかどうかわからないけれど,もしあれば聞いてみたいです.義姉さんは,私達を家族から追い出すことができて満足ですか? 5年前のあの日に戻ることができたら,また同じことをしますか? お義父さんは,どこまでくまさんの尊厳を踏みにじったら気が済むのですか? お義母さんと義妹弟は,なぜそこまで義姉と義父を庇うのですか? 私達が何かしましたか? くまさんが社会的に成功していたら,私が外国人でなかったら,私達を同じように扱いましたか?

ひょっとすると,彼らはこのブログを見ているかもしれない.自動翻訳の変な英語を読んで,またクレイジーな私が何か言っていると思っているかもしれない.私がこのブログに私達の日常を綴るのは,遠く離れた日本の家族や友人に近況を知らせるだけでなく,どんなに虐げられても負けないで真っ直ぐに生きているよ,と彼らに伝えたいからでもあります.

コロナ禍でどこへも行く事ができないことで,ほっとしている自分がいます.

July 18, 2020

窓辺の猫

私が子供の頃,両親が聴いていた谷村新司のレコードに「窓辺の猫」という曲がありましたが,今日は珍しく,おーちゃんとくーちゃんが,頬を寄せ合って窓辺でくつろいでいました.窓の外は冬の雨ではなく,灼熱地獄ですが...急いで庭に出て,窓の外から写真を撮りました.


きいちゃん登場!
おーちゃんは,窓の外にいる私をみて,唸っていたそうです(涙)...

コロナが落ち着くまで,歯医者は病院以上に行きたくなかったのですが,先週末から急に歯痛が始まって,治る気配がないので,観念して行ってきました.クラウンを被せた奥歯の神経がダメになっているようで,月曜日に専門医に行きます.強力な痛み止めと抗生物質を処方してもらって,大分楽になりました.歯の影響で,中耳炎と副鼻腔炎になっていたのも落ち着きました.米国は歯科治療が高額なので,今回はどれだけかかるのか,恐怖です.(コロラドに住んでいた頃,インプラントをして何千ドルもかかりました...)

July 12, 2020

個猫面談


き「おーちゃん,最近一日中寝てばっかりですね.」
お「暑いと眠くなるんだニャー.」
き「夏バテかな? 食欲はありますか.」
お「サーモンの刺身が食べたいニャー.」
き「ママにスリスリしてお願いして下さい.」
お「...」

先週の木曜日は,きいちゃんのオンラインピアノ発表会でした.いつもビデオを撮るのですが,オンラインなのでビデオを撮っている気になって,ビデオも写真もすっかり忘れていました...くまさんがカメラの背後で演奏に合わせて踊っていたので,きいちゃんは気が散って少し間違えてしまいましたが,上手に弾けました.

きいちゃんは,4年前からピアノのグループレッスンを受けています.楽譜をみてピアノを弾くだけでなく,理論,コード進行,合奏など,音楽を総合的に教えてくれます.コロナ禍が始まるやいなや,先生はオンラインのビデオレッスンに素早く切り替え,毎週生徒一人一人に丁寧にビデオで指導してくれました.この日のために,何年もかけて準備していたんじゃなかと思うくらいの,見事な切替の早さでした.発表会の最後に先生が挨拶しながら涙ぐんでいました.相当大変だったのだろうと思います.先生には感謝の言葉しかありません.

July 7, 2020

新しい挑戦

7月1日付で,気候研究雑誌の編集者の一員になりました.これまで数多くの研究論文の査読に携わってきましたが,今度は,論文を査読に出して掲載可否を決める立場になります.論文の査読というのは,時間ばかりかかって,何も自分の成果になりません.でも,これまで決して手を抜かず,いつも真摯に査読に向き合ってきたことが認められ,とても嬉しく思います.ちゃんと私に編集員の仕事が務まるか不安ですが,精一杯頑張ります!

July 5, 2020

きいちゃんの詩

きいちゃんが小学生の間に書いた作文や絵を,少し前に整理しました.4年生(10歳)の時に書いた詩集をスキャンしたので,いくつかこのブログに載せます."I am from"という詩は,昨年の母の日のプレゼントでした.(画像をクリックすると大きくなります)



July 1, 2020

卒業アルバム

今日は,先月卒業した小学校で,卒業アルバムの受け渡しがありました.きいちゃんがコンテストに応募した絵が,背表紙を飾っています.ちなみに,コンテストの審査員長を務めた保護者のお子さんの絵が,2点も入賞しています.わかりやすいね(笑).

こちらは私達からのお祝いメッセージ.

先週末に,ダイニングルームを夏仕様にしました.私達が住む州は,コロナ感染者が爆発的に増えていて,バケーションどころではないので,貝殻でも眺めてビーチ気分に浸ります(涙).