私達が8年半前にこの町に越してきたのは,良い仕事のオファーがあったこともありますが,義姉家族が住んでいることが大きな理由でした.私もくまさんんも,長い間家族から離れて暮らしていたので,やっと家族の近くに住めると喜んでいました.後悔しても仕方がないけれど,今考えると,悔やまれます.
義姉家族は,明らかに私達のことを嫌っていました.私達の生活スタイルから,子供の育て方,買い物をするお店まで,全てが気に入らなかったようです.それなのに,なぜ私達を毎週末彼らの家に招待し続けたのか,よくわかりません.5年3ヶ月前の春のある日,彼らは,私達だけではなく,まだ幼かったきいちゃんにまで悪意の矛先を向けました.暗い家路を急ぎながら,もう2度と義姉の家には行きたくないと私が言うと,くまさんも同じことを考えていたと言いました.その夜は,2人とも一睡もできませんでした.それまで,何となく彼らから嫌われていると感じながらも,家族が憎み合うはずがない,と心のどこかで否定していたような気がします.
義姉と話し合おうとする私達に対し,義両親は非難の言葉を浴びせました.事情を話せば分かってくれるはず,と頑張りましたが,彼らの答えは最初から決まっていました.くまさんの妹と弟も同じでした.誰も私達の話を聞いてくれませんでした.聞いている振りをしても,最後に辿り着くのは,義姉と義両親の望む結果でしかありませんでした.私達が見たこと,聞いたこと,感じたことを,ことごとく否定されました.義父は,くまさんに「お前の言うことなんか誰も信じない」とさえ言いました.なぜ,ここまで私達の尊厳を踏みにじられなければならないのか.何度彼らに聞いても,返ってくるのは誤魔化しの言葉ばかりでした.彼らが求めているのは,信頼し合える家族ではない.疲れ果てて,1年半前に戦うことを止めました.
誰も真実を語ろうとはしないので,憶測することしかできませんが,問題の本質はとても複雑です.普通の感覚を持つ人には理解できないかもしれません.実際,私達も理解できなくて,何年も苦しみました.そして,家族だから戻るべき,という無責任な他人の言葉に,二重に傷つきました.家族である前に人間であり,家族だから何でも許されるべきではない.
昨日,義両親からきいちゃん宛に手紙が届きました.3ページにわたって義家族達の近況が綴られ,写真がたくさん貼ってありました.きいちゃんは最初の数行を読んで,それ以上読むことを拒否し,泣きました.きいちゃんは,私たちが彼らの言動でどれだけ傷つき苦しんだかを知っています.それは,きいちゃんの苦しみでもありました.何もなかった振りをして「We miss you」って言われても,どうしていいか分からないよね.きいちゃんは,まだ11歳ですが,色々なことをよく理解しています.きいちゃんは,5年前の出来事も覚えています.
彼らは自分達がしたことを後悔しているのかもしれない.でも,残念ながら,彼らの言動から誠意を感じることはできません.彼らは,私達を悪者にすることで,面目を保とうとしているのかもしれません.もう彼らと話し合いをする気力は残っていないし,そうすることに意味を見出せないでいます.今後彼らに会う機会があるかどうかわからないけれど,もしあれば聞いてみたいです.義姉さんは,私達を家族から追い出すことができて満足ですか? 5年前のあの日に戻ることができたら,また同じことをしますか? お義父さんは,どこまでくまさんの尊厳を踏みにじったら気が済むのですか? お義母さんと義妹弟は,なぜそこまで義姉と義父を庇うのですか? 私達が何かしましたか? くまさんが社会的に成功していたら,私が外国人でなかったら,私達を同じように扱いましたか?
彼らは自分達がしたことを後悔しているのかもしれない.でも,残念ながら,彼らの言動から誠意を感じることはできません.彼らは,私達を悪者にすることで,面目を保とうとしているのかもしれません.もう彼らと話し合いをする気力は残っていないし,そうすることに意味を見出せないでいます.今後彼らに会う機会があるかどうかわからないけれど,もしあれば聞いてみたいです.義姉さんは,私達を家族から追い出すことができて満足ですか? 5年前のあの日に戻ることができたら,また同じことをしますか? お義父さんは,どこまでくまさんの尊厳を踏みにじったら気が済むのですか? お義母さんと義妹弟は,なぜそこまで義姉と義父を庇うのですか? 私達が何かしましたか? くまさんが社会的に成功していたら,私が外国人でなかったら,私達を同じように扱いましたか?
ひょっとすると,彼らはこのブログを見ているかもしれない.自動翻訳の変な英語を読んで,またクレイジーな私が何か言っていると思っているかもしれない.私がこのブログに私達の日常を綴るのは,遠く離れた日本の家族や友人に近況を知らせるだけでなく,どんなに虐げられても負けないで真っ直ぐに生きているよ,と彼らに伝えたいからでもあります.
コロナ禍でどこへも行く事ができないことで,ほっとしている自分がいます.