September 5, 2023

ダラスのこと

去年の今頃、私とくまさんは、毎週末に片道3時間かけてダラスに通っていました。ダラスの医療施設で治療を受けていたきいちゃんに会いに行くためです。きいちゃんは、7月に市内のこども病院を退院した後、家の近くの医療施設で治療を受けていました。しかし回復が芳しくなく、より高度な治療を受けるため、8月中旬からダラスの医療施設に移りました。週に2回まで1時間半の面会が許されていたので、ダラスで一泊して土日にきいちゃんに面会していました。

きいちゃんを置いて帰った時のことを思い出すと、今でも胸が苦しくなります。駐車場を出て高速道路に乗り、バックミラーに映る施設を見ながら、私たちは何度も涙を流しました。

きいちゃんは、14回目の誕生日をダラスで迎えました。私たちはこっそりシャボン玉やパーティー用の帽子を持ち込んで、病室でささやかなパーティーをしました。丁度誕生日の前の週から回復の兆しが見え始め、9月の終わり頃には、私たちが帰り道に流す涙が嬉し涙にかわりました。

もしダラスに通う間に私たちが交通事故に遭ったら、きいちゃんが一人ぼっちになってしまうので、それが何よりも恐怖でした。10月にきいちゃんを連れて無事家に戻って来られた時は、本当にホッとしました。

今、きいちゃんが元気で毎日学校に通えることに感謝です。体が元気で幸せなら、それ以上のことは何も望みません。

大好きなきいちゃんがいなくて悲しそうなおーちゃん

お誕生日プレゼントを持って微笑むきいちゃん

家族写真

毎週土曜の夕食を食べていたミツワマーケットのフードコート

3階のきいちゃんの病室(下から懐中電灯を振っていました)

きいちゃんおかえり!

September 4, 2023

水泳のこと

前回の記事にも書いた通り、きいちゃんは、小さい頃に市の水泳教室に通って、少しづつ泳げるようになりました。初めて市の夏の水泳チームに参加したのは、小学校1年生の時でした。ある朝、きいちゃんがとても疲れているようだったので、朝の練習に起こさなかったことがありました。きいちゃんは、目が覚めてから練習に行けなかったと知り、大泣きしました。水泳が好きなのは知っていましたが、そこまで好きなのか、とびっくりしたことを懐かしく思い出します。

夏のチームの練習だけでは泳ぎ足りなくて、小学校中学年からは、近くのクラブに通うようになりました。13歳を過ぎてからは、USA Swimming 公式の競泳会にも多数参加して頑張っています。USA Swimming では、オリンピックを目指している本格的な選手がウジャウジャいるので、競争がとても激しいですが、今夏は南テキサス地区の選手権に初参加を果たしました。きいちゃんの競泳のおかげで、州内あちこちへ遠征旅行ができるので楽しいです。

ちなみに、きいちゃんの憧れの水泳選手は、長距離の選手として知られたKatie Ledeckyです(部屋に特大ポスターを貼っています)。今季は長距離のレースに色々と挑戦する予定だそうです。

チームメートと一緒に(チームのInstagramより)

 San Antonio の South Texas Championship にて