去年の今頃、私とくまさんは、毎週末に片道3時間かけてダラスに通っていました。ダラスの医療施設で治療を受けていたきいちゃんに会いに行くためです。きいちゃんは、7月に市内のこども病院を退院した後、家の近くの医療施設で治療を受けていました。しかし回復が芳しくなく、より高度な治療を受けるため、8月中旬からダラスの医療施設に移りました。週に2回まで1時間半の面会が許されていたので、ダラスで一泊して土日にきいちゃんに面会していました。
きいちゃんを置いて帰った時のことを思い出すと、今でも胸が苦しくなります。駐車場を出て高速道路に乗り、バックミラーに映る施設を見ながら、私たちは何度も涙を流しました。
きいちゃんは、14回目の誕生日をダラスで迎えました。私たちはこっそりシャボン玉やパーティー用の帽子を持ち込んで、病室でささやかなパーティーをしました。丁度誕生日の前の週から回復の兆しが見え始め、9月の終わり頃には、私たちが帰り道に流す涙が嬉し涙にかわりました。
もしダラスに通う間に私たちが交通事故に遭ったら、きいちゃんが一人ぼっちになってしまうので、それが何よりも恐怖でした。10月にきいちゃんを連れて無事家に戻って来られた時は、本当にホッとしました。
今、きいちゃんが元気で毎日学校に通えることに感謝です。体が元気で幸せなら、それ以上のことは何も望みません。
大好きなきいちゃんがいなくて悲しそうなおーちゃん
お誕生日プレゼントを持って微笑むきいちゃん
毎週土曜の夕食を食べていたミツワマーケットのフードコート
3階のきいちゃんの病室(下から懐中電灯を振っていました)
きいちゃんおかえり!