December 15, 2019

自己愛性人格障害


普通の感覚や倫理観を持つ人には信じ難いことをする人が、この世の中には少なからずいます。彼らは心理操作に長けていて、如何にも善人に見えたり、魅力的であったりします。

しかしながら、高潔な志は自分を演出する仮面でしかなく、その下には哀れな自尊心と嫉妬、それから自分の本当の姿が陽の光に晒されてしまうかもしれないという恐怖が渦巻いています。

彼らは自分をよく見せるために、或いは自分の非を隠すために、人を蹴落とすことを厭いません。何事も自分を基準に正当化し、責任を転嫁してしまうので、罪の意識を持つことはありません。都合が悪くなると、悲劇の主人公になりきり、本題から注意を逸らそうとします。

このような人が権力やお金を手にすると、悲劇が起こります。何故なら、目先の欲に目が眩んで、あるいは心理操作に騙されて、悪事に加担する人が続出するからです。誠実に向かい合おうとすると、身も心も潰されてしまいます。

気が滅入るような出来事が多い世の中ですが、いつかは正義が報われると信じたい。