March 31, 2007

Hang in there

春先の大雪は見る見る間に解けてゆきました。
新芽の美しいポプラの枝をリスが駆けています。

来週の研究発表の準備が遅れているので
今週末は家で洗濯・片付けをしながらお仕事です。

私は現在米国の気象庁にあたる機関から奨学金を得て
駆け出しの研究者として働いています。
米国内の研究所の中から自由に勤務先を選べたので
くまさんの大学から遠すぎず、以前から憧れていた
女性研究者のいる今の仕事場に決めました。

次世代の気候研究者の育成、という意味合いのあるこの奨学金
受賞の知らせを受けたときは天にも昇る嬉しさでしたが
日が経つにつれ、プレッシャーと不安の方が大きくなりました。
働き始めて約半年、少しづつ新しい環境を開拓しながら
毎日自分の弱さと戦っています。気持ちばかり焦って
なかなか体力がついていかないのが辛いです。

名誉欲は不思議なほどにありません。
ただ、いい研究がしたい、それを認められたいというだけです。
私を今まで育ててくれた人々に恩返しがしたい、それから、
私の受賞にあまりいい顔をしなかった人に有無を言わせたくない。

ここ数ヶ月、思うように研究が進まず四苦八苦していましたが
やっと論文が書けそうな結果がでてきました。
8月にある学会の要旨を書き上げてボスに見せたら
ほとんど直されず、褒めてくれました。嬉しい。
もう一息、頑張れ、頑張れ。